工法・技術 Construction Technology
ホーマーN
竹炭配合水性無機高分子塗装材

「ホーマーN」は建築物の内装用の仕上げ塗装材です。呼吸をする塗装材「ナノコートアート」に竹炭と自然石をブレンドすることで、竹炭の持つ防臭、防虫、防蟻効果に静止状態でもマイナスイオンを発生するとされる自然石(エメラルド)の相乗効果によって快適な室内環境を演出します。従来の炭含有塗料にはなかったカラーバリエーションも豊富で、一般住宅の壁面、天井材の他、病院や宿泊施設、福祉施設など様々な場面で安心してご利用いただけます。
特徴
- 空気浄化
建材や塗料、接着剤には有害性物質のホルムアルデヒドなどの化学物質が多く使われています。
ホーマーNは、これらの化学物質やたばこなどの悪臭を吸着、中和、分解します。 - 調湿機能
湿気を吸着するとともに乾燥しすぎると放出するという調湿機能があります。いつも適度な湿度を保ち、結露やカビの発生をシャットアウトします。カビやダニ、シロアリを寄せ付けません。 - 害虫忌避
通気性が悪い現代の住宅は、喘息やアトピーの要因となるダニ・カビの繁殖には好都合です。
ホーマーNは、優れた調湿性と害虫忌避作用で、ダニやカビの繁殖を防止。シロアリも寄せ付けません。
用途

一般住宅、病院や宿泊施設、福祉施設の内装
試験データ
1. ホルムアルデヒド吸着試験
試料 | ホーマーN 塗布シート |
---|---|
試験方法 | 縦15cm×横20cm×深さ15cmのプラスチック容器に試料を入れ、その都度アンモニアをスポイトで一滴入れて、臭いの程度を同一容器で同一人物がかぐ方法で一定期間測定を繰り返し行った。尚、測定は1日1回午前9時頃からとした。 |
試験期間 | 7ヶ月間 |
試験結果(データの傾向) | 春から夏の4ヶ月間のデータを見ると気温20℃~30℃、湿度45%~65%内外の場合、平均40分で臭気を除去している。一方、雨もしくは湿度が75%を超すと消臭効果が若干落ちる傾向があることが確認された。 |
2. アンモニア吸着試験
試料 | ホーマーN シート | ||
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試験項目 | アンモニア吸着性能 | ||
試験方法 | 臭気試験用臭い袋(ポリエステル製:3L)に、約5ppmのアンモニアガス3Lを入れた後に、切断した試料(0.05㎡分)を供給し、25℃の恒温槽内に収納してガス濃度の変化を検知管にて測定した。 | ||
試験結果ガス濃度(ppm) | 経過時間 | 試料あり | 試料なし |
試料供給前 | 5.0 | 5.0 | |
10分後 | 0.3 | 5.0 | |
1時間後 | 0.1 | 4.5 | |
2時間後 | <0.1 | 4.5 | |
24時間後 | <0.1 | 3.5 |
3. 臭気吸着持続テスト
試料 | ホーマーN 塗布シート |
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試験方法 | 縦15cm×横20cm×深さ15cmのプラスチック容器に試料を入れ、その都度アンモニアをスポイトで一滴入れて、臭いの程度を同一容器で同一人物がかぐ方法で一定期間測定を繰り返し行った。尚、測定は1日1回午前9時頃からとした。 |
試験期間 | 7ヶ月間 |
試験結果(データの傾向) | 春から夏の4ヶ月間のデータを見ると気温20℃~30℃、湿度45%~65%内外の場合、平均40分で臭気を除去している。一方、雨もしくは湿度が75%を超すと消臭効果が若干落ちる傾向があることが確認された。 |
4. 坊かび性試験
試験基材 | 濾紙(40mm×40mm) | ||
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試験方法 | JIS Z 2911準拠 | ||
耐候操作 | 水道水18hr浸漬+80℃乾燥機2hr | ||
供試菌 | 黒かび、青かび、灰かびなど5種類 | ||
培養温度 | 28±1℃ | ||
試験期間 | 7日間 | ||
調査方法 | 試験片上のかびの発生程度を調査。 | ||
判定基準 | – | 試験片上にかびの発生なし | |
+ | 水道水18hr浸漬+80℃乾燥機2hr | ||
++ | 試験片上に2/3以下のかびが発生 | ||
+++ | 試験片上に2/3以上のかびが発生 | ||
試験結果 | 試験体 | 3日間 | 7日間 |
ホーマーN塗装 | – | – | |
ブランク | +++ | +++ |