工法・技術 Construction Technology
NKさび安定化防錆工法
さび安定化防錆工法
【国土交通省「NETIS」登録技術 No.SK-100009-A】
「NKさび安定化防錆工法」は水性さび安定化処理剤「NK-100」と有機無機複合型コーティング剤「シールコート007R」を鋼構造物へ塗布することで安定化した塗膜を鋼材表面に形成し、鋼材を錆びから長期的に守る画期的な防錆工法です。 3種ケレン程度の簡単な素地調整の為、ケレン費用の削減、工期短縮が計れると同時に上塗り剤で使用する「シールコート007R」の耐候性能力によりライフサイクルコストの低減が図れます。
特徴
- 下塗り:NK-100
- さび安定化
処理剤中の特殊キレート樹脂成分がさびと反応結合し、さびを不活性化(安定化)し、強靱な塗膜を形成します。 - バリヤー性
バリヤー性の高い塩化ビニデリン樹脂を主ビヒクルとして使用する為、炭酸ガス等の腐食劣化因子の侵入遮断性に優れる 。 - 安全性
水溶性であり、人体及び火気に対して安全です。 - 施工性
下地処理が軽減でき、取扱いし易い1液性です。
- 上塗り:シールコート 007R
- 耐候性
無機系塗料の特徴である美観保持力の高い被膜を形成します。 - 耐汚染性
汚れが付着し難く、付着しても除去が容易な被膜を形成します。 - 経済性
高耐久被膜はメンテナンスコストを軽減することを可能とします。
用途
鋼構造物全般。特にブラストの打てない狭隘部。
試験データ
1. 塩水噴霧試験
JIS K 5600-7-1に準拠しNKさび安定化防錆工法の塩水噴霧性について確認しました。(試験機関:自社試験)
試験機器 | ソルトスプレーテスターS-800(東洋精機社製) |
試験時間 | 2000時間 |
試験結果 |
塗膜にふくれ、はがれ、割れを認めない。 |
試験状況
2. 促進耐候性試験
JIS K 5600-7-7に準拠しNKさび安定化防錆工法の耐候性について確認しました。 (試験機関:自社試験)
試験機器 | アトラスウェザーメーターCi4000(アトラス社製) |
試験時間 | 1000時間 |
試験結果 |
塗膜にふくれ、はがれ、割れを認めない。 |
3. 屋外曝露試験
JIS K 5600-7-6に準拠しNKさび安定化防錆工法の屋外曝露耐候性について確認しま した。(試験機関:自社試験)
試験場所 | 埼玉県東部 |
試験期間 | 2年間 |
試験結果 |
塗膜にふくれ、はがれ、割れを認めない。 |